FCA、トークン化金に特例規則を検討 ファンド規制の適用除外も視野
ロンドンの金市場をデジタル化、担保利用拡大も視野
FCA(英国金融行動監視機構)は、財務省やイングランド銀行と連携し、トークン化された金に対する独自の規制枠組みを検討している。
UK Considers New Path For Tokenized Gold
The UK FCA is preparing to outline possible reforms for tokenized gold products on Monday.
The regulator is considering exemptions from rules governing collective investment schemes and alternative investment funds.
The proposal could make digital gold easier to use across London's wholesale financial markets.
No decision has been made, and the FCA remains open to other regulatory approaches.
The regulator is working with the Treasury and Bank of England on the framework.
--- BSCN (@BSCNews) September 14, 2026
日本語訳:
英国、トークン化された金の新たな道筋を検討 英国金融行動監視機構(FCA)は月曜日、トークン化された金商品に関する改革案の概要を発表する準備を進めている。FCAは...
一定の条件を満たす商品について、既存のファンド規制から除外する案も候補に挙がっている。現在、トークン化された金がCIS(集団投資型の金融商品)やAIF(オルタナティブ投資ファンド)の規則に該当するかどうかは明確になっていない。業界関係者は、こうした法的な曖昧さが商品開発を停滞させ、一部の投資家によるアクセスを制限する可能性があると指摘している。
FCAは、一定の条件を満たすトークン化金商品について、こうした規則から除外する特例措置を検討している。ただし、具体的な制度設計はまだ決定されておらず、最終判断にも至っていない。
トークン化された金は、発行者や保管機関が保管する現物金に対するデジタル上の権利を表す仕組みで、現物の金塊を移動させることなく権利を移転できる。トークン化によって資産を細分化しやすくなり、デジタル市場間での移転も容易になると期待されている。
世界金評議会によると、ロンドンは世界の店頭金取引量の約70%を占める。FCAはこうした市場基盤を生かし、トークン化によってロンドンに保管される金を金融取引の担保として活用しやすくする可能性も検討している。
担保管理や決済も視野、恒久的なトークン市場へ
FCAはトークン化された金だけでなく、より広範な卸売市場のデジタル化も進めている。業界からは、取引後業務、とりわけ担保管理をトークン化の主要な活用分野とする意見が多く寄せられている。
トークン化された担保には、24時間取引やアトミック決済、担保の流動性向上、照合作業の削減といった利点が期待されている。FCAは、トークン化された担保によって担保の回転率が向上し、リアルタイムの証拠金計算を支援できる可能性も示している。
イングランド銀行も、ステーブルコインを含むトークン化資産をスターリング金融枠組みにおける適格担保として扱えるかどうかを検討している。またFCAは、デジタル証券の発行や決済、中央銀行資金へのアクセス、トークン化資産の保管などを含むロードマップを策定する方針だ。
規制当局は技術中立的な立場を維持し、「同じリスクには同じ規制結果を適用する」としている。FCAは現在、サンドボックスから恒久的な認可制度への明確な道筋を整備する方針を示しており、トークン化された金についても別途規制の見直しを進めている。
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